十勝みのり工房のものづくり

わたしたちのものづくりは
種をまくところからはじまります。
菜の花オイルの菜種は
十勝の短い夏の終わりに
亜麻仁オイルの亜麻は
厳しい冬の終わり雪解けとともに
十勝の広大な土へ種を落とします。
芽吹いた菜種や亜麻は
十勝の肥沃な土と太陽と
わたしたちの手によって花を咲かせ
そのからだに種を宿します。
食べるひととと
子どもたちへ続く環境を想って
できるだけ農薬を使わずに
大事に大事に育てます。


十勝の短くも暑い夏をへて
強い日差しの太陽を浴びて
一面の黄金色へと成熟します。
成熟具合や天気によって
味が変わってしまいます。
一番美味しいオイルになるための収穫適期は
一年の中で3日間しかありません。
その3日間のために神経を研ぎ澄ませて
わたしたちはコンバインに乗りこみます。
大事に収穫した菜種や亜麻を
薬品や化学物質を一切使わず
圧力だけで昔ながらの製法で
じっくりゆっくり搾ります。
流れ出るオイルは
十勝の気候と太陽の恵みそのものです。


搾ったオイルを静置し不純物を沈殿させて
オイルと分離させます。
そして上澄みの色あざやかなオイルを
紙フィルターでゆっくり丁寧に濾過します。
そこから流れ出るのは
菜種や亜麻が畑で生み出した
ビタミンやオメガ3系・6系脂肪酸組成を
かたち変えることなく
素材そのものの風味や美味しさ
そのままのオイルです。